2015年改正後の相続税対策として4〜5階建て二世帯住宅が人気

Pocket

今、二世帯住宅を建てたいと考えている人たちに4〜5階建て住宅が人気のようです。

4階建ては戸建ての平均価格の2倍近いそうですが、なぜ人気なのでしょうか?

その理由は相続税の問題です。相続税対策として4〜5階建ての二世帯住宅を建てることを検討しているんですね。

背景には2015年から実施される「相続税の改正」があります。

相続税の改正によって、課税の対象枠が広がるからです。もうちょっと具体的に言うと、相続税の基礎控除が縮小されるからです。つまり、実質的な課税強化ですね。

たとえば、妻と子供2人が家や土地を相続する場合・・・

現在の税制では、基礎控除5000万円に加え、相続人1人あたり最大1000万円の控除が受けられるので、8000万円までは非課税となります。

しかし、2015年に相続税が改正されてからは・・・

基礎控除は3000万円に縮小され、相続人1人当りの控除額も最大600万円まで引き下げられるので、4800万円までが非課税となります。

現在の相続税だと課税対象になる人は4%ほどと言われていますが、2015年の改正後は都心だけに絞ると20%近くになると言われています。

だから、二世帯住宅で相続税対策をしようとしている人が増えているのです。

なぜなら、相続税改正後は、二世帯住宅にすると相続税の軽減措置が受けやすくなるからです。

居住用宅地では課税対象となる土地の評価を8割減額する特例措置がありますが、その条件に相続する親族が同居していることなどがあります。

現在の相続税では、建物内部でつながっていない(外部で階段でつながっている状態)二世帯住宅は同居とみなされず、特例を受けられませんでした。

しかし、相続税改正後はこれがこれが同居と認められるようになります。

さらに、適用される宅地面積の上限も現行の最大240㎡から330㎡へと拡大されます。

これが、4〜5階建ての二世帯住宅で相続税対策をしようとしている人が増えている理由です。

Pocket