賃貸で部屋探しする際、またはマンションや一軒家を購入する際になかなか決まらない人がいます。
そんな決まらない人にはある傾向があります。
今回は部屋探しや物件購入でなかなか決まらない人の傾向をみていきたいと思います。
条件を絞りすぎている
「このエリアじゃなきゃ嫌だ」「新築じゃなきゃ嫌だ」「職場の近くじゃなきゃ嫌だ」など、あまりにも条件を絞りすぎてしまうと、なかなか理想の部屋・物件に出会うことはできません。
たとえば、駅を1駅ずらすだけでよりお得な物件とたくさん出会えるということはよくあることです。
同一沿線でも、都心から少し離れるだけで、物件価格がグンと下がることもあります。
希望エリアでいい物件が出るまで待つという受け身の姿勢では、家探しが長期化する可能性があります。
また、日当りが良い南向きの部屋じゃなきゃ嫌だと思っているとしても、家族で顔を合わせるのが朝食の時くらいなら、朝日が差し込む東向きの部屋の方が向いています。
南向きの部屋より東向きの部屋の方が価格も下がりますから、さらにお得です。
情報不足で思い込みが邪魔をしている
情報不足や古い情報に支配されていて思い込みが邪魔をしているパターンもよくあります。
たとえば、一昔前なら「子育て=一戸建て」というイメージがありましたが、今なら大規模マンションという選択肢もあります。
なぜなら、大規模マンションはキッズルームなどの共用施設が充実していますし、マンション内でママ友もできやすいので、子育て環境が向上するからです。
また、海外生活をしたことがある人などは、やたらと広い部屋にこだわる人がいます。
しかし、50㎡くらいの部屋でも夫婦二人なら十分な広さですし、掃除も楽チンで生活しやすいというメリットがあります。
ですから、一度、理想よりも少し狭い部屋を見学してみるといいでしょう。
子供を活発に育てたいと考えている家庭では、一戸建ての購入のみに絞って家探しをしますが、これも今は間違いです。
なぜなら、今のマンションは防音性も上がっているからです。また、大規模マンションなら敷地内公園やキッズルームも充実しています。
また、すでに販売されているマンションについての情報を価格も含めて知りたい場合は、住まいサーフィンに登録(無料)するといいですよ。価格一覧も見れますから。
希望条件が多すぎる
「駅は○○駅で、駅から徒歩5分以内で、南向きで、70㎡以上で、お風呂は追い炊き」などと希望条件を上げすぎてしまうのも決まらない人にありがちなことです。
お金に余裕があるならすべての希望が通るかもしれませんが、多くの人は金銭的に限られています。
こういう場合はハードルが高い条件を1つずつ譲っていくことをオススメします。
また、資産性を重視しすぎて「売りやすい物件」探しに走ってしまうと、なかなか決まらないパターンもあります。
なぜなら、「売りやすい物件」は概ね金額が高いので、ローンを資産すると生活費を圧迫するほどの返済額になってしまうからです。
資産価値は投資用や売却前提であれば重要な要素ですが、永住目的の購入なら快適性を重視すべきです。
日常生活がしやすく、のびのび子育てができる家を探すという方向性に変えれば、今の家賃と同等の返済額で購入できるマンションに出会える可能性もアップします。