自宅は賃貸より購入した方が得な理由とそれに対する反論

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NEWSポストセブンにまた「「家を買う8つの理由」を『自宅を買うな』著者がすべて論破」という面白い記事がありました。

家を買うことを反論する著者は次の本を書いています。

サラリーマンは自宅を買うな ―ゼロ年世代の「自宅を買わない生き方
サラリーマンは自宅を買うな ―ゼロ年世代の「自宅を買わない生き方

では、さっそく家を買う理由と反論を見ていきましょう。「私」の意見も付け加えておきました。

家を買う8つの理由と反論

【1】家賃を払っても賃貸住宅は自分のものにならない。
【2】年をとると収入が減るが、自宅ならお金がかからないから安心。

【反論】
自宅を購入すると購入時にローン手数料や団体信用生命保険料などの諸費用のほか、ランニングコストとして火災保険料や固定資産税、さらにマンションの場合は管理費や修繕積立金なども別途かかる。そこまで考えたら、自宅ならお金がかからないとはとても言えない。

【私】
「賃貸住宅はどんなに家賃を払っても自分のものにならない」は昔からよく言うことですが、自分のものにならないからこそ出てくるメリットもあるんですよね。
いつでも引っ越せたり、津波で流されても自分のものじゃないからダメージはすくなかったり。
そして、持つとそれを維持するためのランニングコストがかかります。実は、これがバカにならない金額になるのです。
その代わり、夢のマイホームを手にすることができるんですね。馬鹿にならない維持費を払うことと引き換えに。

【3】年をとると賃貸住宅が見つけにくい。

【反論】
はっきりいえばウソです。私自身、賃貸住宅の大家だが、年齢にかかわらず部屋を貸している。高齢化社会になればサービスは一層充実していく。

【私】
これは私も同感です。世の中が高齢者ばかりになったら、大家は高齢者に貸さざるを得ない状況になります。じゃないと、部屋が空室になり1円も入ってこないのに、維持費だけは払わなくてならないことになるからです。
だから、「老後は賃貸をしづらい」というのはあまり考えなくていいと思います。むしろ、これからは「高齢者が住みやすい部屋=空室が減る」という図式になると思いますから。

【4】金利が低く不動産価格が下がっている今が買い時だと思う。

【反論】
人口減少社会では今後地価が上昇する確証はないし、値段と金利の『底』と『天井』は神のみぞ知る世界です。

【私】
いつの時代も売り手は「今が買い時」的なことは言いますよね。じゃないと、売れないですから・・・。

【5】何かあった時に売却してお金にできる。
【6】自宅の方が設備もいいし、自由にリフォームできる。

【反論】
新築の場合は買った時が値段のピークになる可能性が高く、設備がいいのも買った時だけ。すぐ陳腐化が始まるし、リフォームするためにお金がかかることを忘れてはいけない。

【私】
3000万円で買った家が住宅ローンを払い終わった時に1000万円で売れたとしても、それまでに支払った住宅ローンの利息が1200万円だったら200万円の赤字です。
だいたい、固定金利2.5%で3000万円を30年間借りると、利息が1268万円ほどかかりますから。
住宅ローンの利息ってすごい額なんですよね。

【7】賃貸住宅は世間体が悪い。
【8】自宅を持っている方が一人前に見える。

【反論】
かつてはこのような価値観はは強かった。自宅を持つことはステイタスでもあり、子どもの間でも「持ち家」か「借家」かはいじめのきっかけになるほどだった。
ところが、津波によって家が流され、原発事故によって住むことすらままならなくなる悲劇が現実となった。
首都圏湾岸部でも液状化による被害が広がり、今やそんな価値観も崩れつつあるのが実情。

【私】
所有するということは、失うリスクも所有するということですからね。
予定通りいっている間はいいですが、予測外のことが起きた場合にはある程度のダメージを受ける場合があります。
そして、これからの時代は気候変動など不確実性が高い時代です。

以上のように買う理由と反論を私の意見を交えながら見てきましたが、私は価値が落ちない場所なら買ってもいいと思っています。

価値が落ちない場所とは人が増える、最低でも減らない場所です。日本全体が人口減へと向かっているので、外国人の動向も考えて行く必要があるでしょう。

参考
NEWSポストセブン:「家を買う8つの理由」を『自宅を買うな』著者がすべて論破

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