徳島県神山町の古民家をサテライトオフィスとして使うIT企業が増加

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テレビ東京のニュース番組「ワールドビジネスサテライト」で紹介されていたのですが、いま、田舎にサテライトオフィスを持つ企業が増えているそうです。

サテライトオフィスとは、たとえば東京に本社があるとして、それとは別の場所にあるオフィスのことです。

番組で紹介されていた街は徳島県の神山町。

神山町は人口6000人あまりの過疎の街だそうです。

その徳島県神山町にある築80年の古民家を、今年から東京のIT系企業がサテライトオフィスとして使っています。

定期的に数人単位で数週間滞在するスタイルです。

朝食を終えると、パソコンなどをテーブルの上にセッティングし、東京の本社とのウェブ会議。

システム開発やチームの管理など、東京とほぼ同じ仕事をこの古民家でこなしています。

社員は「インターネットさえつながっていれば不便はない」と言っています。

なぜ徳島県神山町なのかというと、徳島県は地上波デジタル放送の電波が届きにくいので、光ケーブル網を整備しています。

さらに、神山町では各住宅にまで光ケーブルを引き込んで高速インターネット環境を整備したところ、偶然、東京のIT企業が関心を示したそうです。

社員は「ネット環境は会社とも自宅とも比べても、こっちの方が快適ですね。正直、びっくりです。」と驚いていました。

徳島県神山町にオフィスを開く会社は他にもあります。

2012年4月までに築100年を超える古民家などに、IT関連の企業が新たに4社オフィスを構える予定だそうです。

企業を誘致した「NPO法人グリーンバレー」の理事長は次のように語ります。

「サテライトオフィスの需要が急激に伸びてきておるので、急遽、サテライトオフィスとして使おうかなと。」

徳島県は先週発表した来年度の予算案にオフィス誘致への補助金をはじめて盛り込みました。

これを受けて、「NPO法人グリーンバレー」は使われなくなった工場を10社程度が使えるオフィスにする計画だそうです。

神山町で現在オフィスを構える企業は「光熱費」と「改装費の一部だけ」の実費のみを負担しているそうですが、今後来る企業に関しては月3万円の程度の賃料をもらうことになるそうです。

しかし、来年度予算が成立すれば補助金が出る可能性もあります。

今後、神山町に都心からのサテライトオフィスが増えれば、神山町発で新しいビジネスが生まれる可能性も出てきそうです。

参考:
テレビ東京:ワールドビジネスサテライト

NPO法人グリーンバレー理事長 大南信也さん:高松市

ニュースの中の神山「神山のサテライトオフィス」

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